私たち昭友会は、2020年10月、高齢者のみなさまにリハビリデイサービスを楽しく利用していただくことのできる「リハビリデイサービス なめがわ」を開設しました。リハビリデイサービス なめがわでは、介護予防に特化したリハビリマシーンを置き、認知症リスクを軽減させる要素を取り入れたレクリエーションなど、介護予防の視点をふんだんに取り入れたリハビリサービスをご提供しています。
初回に身体機能評価を行い、その結果に応じて、運動負荷量や時間、自主トレメニューなどを、専門資格をもったスタッフが考案し、お一人おひとりの身体機能に合わせた運動プログラムを実践していただいています。まさに「介護保険を利用した、高齢者向けのスポーツクラブ」なのです。
リハビリデイサービスには、こんな方が通われています
- 「足腰が弱くなって、活動範囲が狭くなった」
- 「通所リハ(デイケア)を卒業したため、リハビリできる場所がなくなってしまった」
- 「運動やリハビリをしたいが、1日型デイサービスのように集団で過ごすのは苦手」
- 「家にいると運動する機会が少ないので、運動できる場所がほしい」
最終的な目標は、自立を諦めていた方が安心して、自信をもって地域生活を続けられること。今はまだ自立できているけれど、今後に向けての不安を感じていらっしゃる方にも楽しくご参加いただけます。短時間で効率的にトレーニングしたい、「自分らしさ」を大切にしながら運動したい、日常に張り合いをもちたい、と考えていらっしゃる方に最適です。
リハビリデイサービスなめがわのここがすごい!
① 介護予防に特化したリハビリマシーン
人間には600以上もの筋肉があります。その中でも特に「ここを強化すれば介護予防につながる!」という、下肢や体幹の筋肉を集中的に鍛えられる、最新のリハビリマシーンを導入しています。この最新式のマシーンを使って正しい姿勢をキープしたり、歩行を安定させたりすることで、高い介護予防効果を期待できます。リハビリマシーンは介護予防に特化した安全設計で、乗り降りしやすく、負荷量も調整が細かくできるので安心です。
②個別性の高いリハビリテーションプログラム
医療資格のある機能訓練指導員が、高齢者様の心身状態だけでなく、生活状況など社会的環境まで含めた評価・査定を行うことによって、お一人おひとりに最適な運動プログラムをご提案しています。ご自宅訪問時には周囲の環境などをチェックし、その方の生活に合ったトレーニング内容を考案します。決められたプログラムをただこなしていただくのではなく、その日の表情や体調、疲労度なども確認して、負荷量を調整しながらリハビリを実施しています。
スタッフは、毎朝ミーティングを実施しています。定期的にプランを評価し、利用者様の身体状態、心理状態、社会的状態にもっとも適したリハビリをご提供するためです。利用者のみなさまは、どうぞ遠慮なく、その日の状態や気づいたことを、スタッフにお伝えください。
③認知症リスクも軽減。徹底した介護予防サービス
空き時間には、精神面を活性化するプログラム(脳トレ、レクリエーションなど)をご提供しています。筋力トレーニングだけではなく、心身両面の活性化を目指します。「楽しみ」の要素やコミュニケーションも、脳神経の活発な働きを促すためには大切ですし、何より、楽しくなければ続けられないですよね。リハビリデイサービス なめがわでは、人間味のある対応で、気持ちよく楽しく通っていただける環境づくりを心がけています。
④利用者様の自主性と主体性を重視
高齢者様がリハビリに積極的に取り組むほど、より大きな達成感を得られますし、前向きな気持ちをもち、自己効力感も向上していきます。実際に、医療・介護スタッフが高齢者様の自主性や主体性を尊重することは、介護予防につながるという研究結果もあります。このため私たちは、やる気を高める雰囲気づくりや声かけにもこだわり、モチベーションを高められるような工夫をしています。ご自宅に戻られてから、あるいはリハビリデイサービスを終了されてからも、自主トレーニングを継続していただければ、より高い介護予防効果が期待できます。
⑤ご家族との協力体制
デイサービスで測定した血圧などのデータや、その日に実施したプログラム内容、ご本人の様子などは、「連絡帳」に記入しています。ご自分の記録として振り返ることができるとともに、デイサービスでの様子をご家族が確認でき、安心していただくことができます。連絡帳だけでなく、電話などでもできるだけご家族とコミュニケーションをとり、ご本人の状態やご家族のご意向をトレーニング内容にきちんと反映できるようにしています。こうしたご家族とのコミュニケーションの大切さは、昭友会が様々な医療・介護サービスを展開する中で、一貫して大切にしてきたことです。
⑥万が一のときにも安心の医療連携
当日の体調については、必ずご利用前に確認させていただきます。送迎車でお迎えに伺った際、乗車前に体温測定し、37.5℃以上であれば利用見合わせとなります。施設到着時にも、看護師が検温、血圧測定、問診を実施し、運動してよい状態かどうかを確認します。体を動かしても大丈夫な状態かどうかを確かめてからでないと、トレーニングはご提供できません。
利用中に体調不良となった際は、常駐している看護師が即座に対応します。ご家族に連絡し、原則としてはお迎えに来ていただくことになりますが、一時的なめまいなど、安静にすることで快方となるケースは、静養室のベッドで静養していただくこともできます。また、同じ法人である埼玉森林病院が近くにあるため、ご希望により受診していただくこともできますし、近隣の医療機関をご紹介することも可能です。ご家族が迎えに来られた際、ご様子を報告し、必要に応じて医療機関受診をお勧めすることもあります。
ご利用中には事故が起きないよう、万全の注意を払っておりますが、万が一、転倒による頭部強打などの緊急時は、救急車を手配して医療機関へご搬送します。ご家族へもただちにご連絡するとともに、ケアマネジャーにも報告して、必要に応じて今後のケアやサービスを迅速に検討できる体制を整えます。
⑦いつでも介護相談できる
リハビリデイサービス なめがわは、「なめがわ地域 福祉支援センター(通称・なめ福)」の一角にあります。なめ福は、8つの事業所を運営する、医療・介護・福祉の複合施設で、運営母体である医療法人昭友会の窓口でもあります。看護師、介護福祉士、作業療法士、精神保健福祉士、ケアマネジャーなどの医療・介護の国家資格をもったスペシャリストが揃っていますので、あらゆるご相談にお応えできます。医療・介護・福祉に関してお悩みやご不安なことがございましたら、リハビリのついでに、どうぞお気軽にお立ち寄りください。