リハビリデイサービス


楽しくはつらつと介護予防
リハビリデイサービスなめがわの内観

リハビリデイサービス なめがわ 医療法人昭友会 なめがわ地域 福祉支援センター1階

リハビリデイサービス

少しでも長く、今まで通りの生活を続けたいと思うのは、人として当たり前の願いでしょう。けれどもいつの間にか、自らの老いへの気づきがやってきます。立ち上がるときに「よいしょ」と言うようになった、いつも体のどこかが痛むようになったなど、「ちょっとしたこと」が重なっていき、家に閉じこもるようになってしまった高齢者様は少なくありません。
私たち昭友会では、そんな高齢者様やご家族に寄り添い、みなさまが明るく、できる限りこれまで通りの生活を続けられることを目指して、「リハビリデイサービス(機能訓練特化型デイサービス)」という取り組みを2020年10月にスタートさせました。

リハビリデイサービスとは、介護保険制度を利用した、高齢者向けのスポーツクラブのようなものです。「リハビリ」というと、怪我などからの回復をイメージする方も多いかもしれませんが、リハビリデイサービスでは、怪我や病気がなくても、筋力低下を予防するためのトレーニングを受けることができます。もちろん、麻痺などの回復を目指している方にもご利用いただけます。

体力の衰えが気になってきた、これからもできるだけ介護を受けずに生活していきたい、という高齢者様。親が転んで骨折してしまった、趣味がなく引きこもりがちな親が心配、というご家族の方々。そんなみなさまにぴったりな、このリハビリデイサービスについて、どのような取り組みなのかを詳しくご紹介します。
今までの日常をできる限り長く続け、自分への自信をもち続ける方法を、考えてみませんか?

リハビリデイサービス

高齢者にとってのリハビリの意義

そもそもリハビリテーションとは?

もともと「リハビリテーション(Rehabilitation)」という言葉は、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)からできた言葉で、単なる機能回復ではなく、"自分らしく生きること"や"社会生活を取り戻すこと"を指しています。そのために行われるすべての活動がリハビリテーションであり、単に心身機能の回復訓練だけを行う場合には、本来はリハビリテーションとはいえません。つまりリハビリテーションという言葉には、『ご本人を「一人の生活者」として考え、主体性や自立性、自由を尊重する』という意味が込められています。

そのため、ただなんとなく訓練を行うのではなく、お一人おひとりの心身の状態や環境などを考え、その人らしい生き方ができるようになることを最終的な目標とするのが、"リハビリテーション"なのです。効果的なリハビリは、なるべく早い段階で開始することと、身体状態、精神状態、社会的状況(家族構成、生活環境、就労状況など)を総合的に分析したうえで、個別の訓練やケアを提供することが必要とされています。

高齢者と閉じこもりのリスク

たとえば2013年度の国民生活基礎調査によると、要介護認定を受けた高齢者のうち、軽度認定者(要支援~要介護1)の約半数は、廃用症候群(安静状態が長く続くことにより、身体能力の大幅な低下や、精神状態に悪影響をもたらす症状のこと)が一因でした。これらの方々は、介護予防策によって予防できた可能性があります。
一方、2016年に滑川町が住民に対して行った実態調査では、中高年層や高齢者の約4分の1の方が、社会的活動が少なく、閉じこもりがちであることが明らかとなりました。このような高齢者の方々が要介護状態に陥らないようにすることは、滑川町だけでなく、日本全国で課題とされています。

なぜ多くの高齢者は閉じこもりがちになってしまうのでしょうか。その要因には、歩行力の低下やそれに伴う不安があること、近所づきあいや趣味活動、社会的活動がないことなどがあり、大きく3つに分類することができます。

閉じこもり要因の具体例

分類 具体例
身体的要因 転びやすくなった、ちょっと風邪が長引いた、脚が痛む、日頃から散歩や運動をしない、動作が遅くなった(トイレに間に合わないなど)
心理的要因 転倒への不安、うつ傾向、生きがいがない、何か失敗するのではないかという漠然とした不安や恥ずかしさ
社会的・環境的要因 親しい友人がいない、寒くなった、外出する用事がない、社会活動に参加していない、近所に坂や段差が多く歩きにくい、公共交通機関が少ない

これらは相互に関連し合っている場合が多いのです。たとえば近所に親しい友人がいないと、どうしても出かける回数が少なくなりますよね。それによって筋力が弱くなって転びやすくなり、出歩くことへの不安が生まれてしまいます。こうして、ますます閉じこもりがちになるという悪循環は、高齢者によくみられるケースなのです。
高齢者の閉じこもりや活動の低下は、廃用症候群、寝たきり、サルコペニア、フレイルなどにつながりやすく、要介護状態へと進行しやすい状態でもあります。

こうしたことを防ぐには、どうすればよいのでしょうか?

高齢者の不活動から引き起こされる状態

廃用症候群 身体を動かさないことによって引き起こされる障がいの総称。
体力や筋力が衰え、体を動かすのがつい億劫になり、横になる時間が長くなったり、外出しなくなったりすると、全身の筋肉がやせ衰えたり、関節の動きや血流が悪くなったりし、ますます活動が低下します。病気や怪我などで安静状態が長く続くことも、きっかけとなります。絶対安静が1週間続くと、10~15%の筋力低下が起こると言われています。
転んで大腿骨を骨折したことをきっかけに寝たきりになってしまった、というようなケースが典型例です。
フレイル 加齢による虚弱のこと(2014年に日本老年医学会が提唱)。
体重の減少や、倦怠感、活動性の低下などで、要介護状態に陥る一歩手前の状態です。身体的な状態だけでなく、精神・心理面や、経済状況などの社会的側面など、サルコペニアよりも広い概念と考えられています。
フレイルは、不可逆的(もう戻すことのできない)不健康状態に陥る「一歩手前の段階」ですので、適切に対策すれば、再び健康な状態に戻ることができます。
つまり、この段階であれば「まだ間に合う」ということです。
サルコペニア 筋肉が衰えることで身体機能が低下すること。
加齢によるものと、病気や活動性、栄養状態など、加齢以外によるものとがありますが、これは高齢者だけでなく、過度なダイエットや、座りっぱなしの生活をしていることで、若くても発症することがあります。

リハビリの様子

高齢者の介護予防に必要なこと

これまでの研究で高齢者の介護予防に効果があると言われていることは、次のようなものがあります。

  • 楽しみのための活動や日課
  • 外出や交流機会の拡大
  • 社会とのつながりの維持
  • 張り合いをもつこと
  • 役割意識(自分にやるべき役割がある、と思うこと)
  • 身内以外の頼れる存在

また、国立長寿医療研究センターが2017年に発表した研究によると、社会的つながりが多ければ多いほど、認知症の発症リスクが低いことが示唆されています。つまり、閉じこもりや認知症など、日常的な介護状態になることを未然に防ぐためには、散歩や運動の習慣をつけたり、外出や交流の機会を増やしたりすることに効果があると考えられるのです。
外出する回数を増やしたり、やるべきことをもって何かに取り組むこと、そして交際活動が増えたりすることは、心身機能を活性化し、体力作りや自己効力感の向上、ひいては生活全般の活性化が期待できます。毎朝、決まった時間に起きるとか、身だしなみを整える、という日常生活の何気ない動作。毎週やるべきことがある、誰かと会う、という予定や計画。こうしたことにも、実は心身機能を向上させる「リハビリ」の要素が秘められているのですね。

体力の衰えを感じたとき、もしかすると「歳なんだから仕方がない」と諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご家庭の中でも「もう歳で疲れるから動きたくないのよ」「もう、歳なんだから無理しないで!」のような会話が出ることはありませんか?
でも、ちょっと待ってください。「歳だから」を理由に活動が控えめになると、ますます体力が衰えていきますし、気持ちも鬱々となりがちで、「老い」をますます早めることにもつながりかねません。
そうはいっても、どこに行く用事もないし、新しい何かを始めるにはお金も覚悟も必要だし、とためらう高齢者様もいらっしゃるでしょう。

その解決策の1つが、まさに、リハビリデイサービスなのです!
定期的にリハビリに通うことは、筋力を保ち、運動の習慣をつけるだけでなく、リハビリ活動を通して自然と人との交流が生まれますし、社会的な孤立を防ぐ効果も期待できます。このような効果を狙うことは、リハビリテーションの本来の理念にも合致するといえるでしょう。

リハビリデイサービスなめがわの機器

リハビリデイサービスとは

「リハビリデイサービス」は、機能訓練特化型デイサービスの総称で、特に呼び方が決められているわけではありません。介護保険制度における「通所サービス」の一つで、保険上では「通所介護」に分類されています。
リハビリデイサービスは、「介護保険を利用した、高齢者向けのスポーツクラブ」のようなものと考えていただくのが、一番わかりやすいかと思います。「リハビリ」というと、主に病院でのリハビリをイメージされ、骨折や麻痺などの疾患のある人がやるもの、と思っていたり、面倒な手続が必要なのではないか、きつい運動をしなければならないのではないか、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、実はそうではないのです。
従来のデイサービスでは、施設で日中の半分以上を過ごし、食事や入浴をして、みんなでレクリエーションを楽しむ、というような「高齢者クラブ」のような形式がほとんどです。けれどもリハビリデイサービスでは、トレーニングを主な目的としたサービスをご提供します。多くの場合、利用時間は数時間~半日で、食事や入浴のサービスはありません。

一般的なスポーツジムとちがって、リハビリデイサービスでは「若い人に混じって運動することは、気後れがする」「料金が高い」「体に負担がかかるのではないか」といった心配がありません。基本的には65歳以上の方が対象ですし、介護保険を利用して通うことができます。医療資格をもつ専門家が、お一人おひとりのご希望や状況に応じたプログラムを考案するので安心です。
地元で、同じような世代の方が集まる場で、自分に合った運動プログラムで、適度に楽しく体を動かす。それをきっかけにして、毎日の生活に張り合いが出るとしたら。こんなに楽しい日常はないのではないでしょうか。

リハビリの様子

リハビリデイサービスなめがわのリハビリテーション

私たち昭友会は、2020年10月、高齢者のみなさまにリハビリデイサービスを楽しく利用していただくことのできる「リハビリデイサービス なめがわ」を開設しました。リハビリデイサービス なめがわでは、介護予防に特化したリハビリマシーンを置き、認知症リスクを軽減させる要素を取り入れたレクリエーションなど、介護予防の視点をふんだんに取り入れたリハビリサービスをご提供しています。
初回に身体機能評価を行い、その結果に応じて、運動負荷量や時間、自主トレメニューなどを、専門資格をもったスタッフが考案し、お一人おひとりの身体機能に合わせた運動プログラムを実践していただいています。まさに「介護保険を利用した、高齢者向けのスポーツクラブ」なのです。

リハビリデイサービスには、こんな方が通われています

  • 「足腰が弱くなって、活動範囲が狭くなった」
  • 「通所リハ(デイケア)を卒業したため、リハビリできる場所がなくなってしまった」
  • 「運動やリハビリをしたいが、1日型デイサービスのように集団で過ごすのは苦手」
  • 「家にいると運動する機会が少ないので、運動できる場所がほしい」

最終的な目標は、自立を諦めていた方が安心して、自信をもって地域生活を続けられること。今はまだ自立できているけれど、今後に向けての不安を感じていらっしゃる方にも楽しくご参加いただけます。短時間で効率的にトレーニングしたい、「自分らしさ」を大切にしながら運動したい、日常に張り合いをもちたい、と考えていらっしゃる方に最適です。

リハビリデイサービスなめがわのここがすごい!

① 介護予防に特化したリハビリマシーン

人間には600以上もの筋肉があります。その中でも特に「ここを強化すれば介護予防につながる!」という、下肢や体幹の筋肉を集中的に鍛えられる、最新のリハビリマシーンを導入しています。この最新式のマシーンを使って正しい姿勢をキープしたり、歩行を安定させたりすることで、高い介護予防効果を期待できます。リハビリマシーンは介護予防に特化した安全設計で、乗り降りしやすく、負荷量も調整が細かくできるので安心です。

②個別性の高いリハビリテーションプログラム

医療資格のある機能訓練指導員が、高齢者様の心身状態だけでなく、生活状況など社会的環境まで含めた評価・査定を行うことによって、お一人おひとりに最適な運動プログラムをご提案しています。ご自宅訪問時には周囲の環境などをチェックし、その方の生活に合ったトレーニング内容を考案します。決められたプログラムをただこなしていただくのではなく、その日の表情や体調、疲労度なども確認して、負荷量を調整しながらリハビリを実施しています。
スタッフは、毎朝ミーティングを実施しています。定期的にプランを評価し、利用者様の身体状態、心理状態、社会的状態にもっとも適したリハビリをご提供するためです。利用者のみなさまは、どうぞ遠慮なく、その日の状態や気づいたことを、スタッフにお伝えください。

③認知症リスクも軽減。徹底した介護予防サービス

空き時間には、精神面を活性化するプログラム(脳トレ、レクリエーションなど)をご提供しています。筋力トレーニングだけではなく、心身両面の活性化を目指します。「楽しみ」の要素やコミュニケーションも、脳神経の活発な働きを促すためには大切ですし、何より、楽しくなければ続けられないですよね。リハビリデイサービス なめがわでは、人間味のある対応で、気持ちよく楽しく通っていただける環境づくりを心がけています。

④利用者様の自主性と主体性を重視

高齢者様がリハビリに積極的に取り組むほど、より大きな達成感を得られますし、前向きな気持ちをもち、自己効力感も向上していきます。実際に、医療・介護スタッフが高齢者様の自主性や主体性を尊重することは、介護予防につながるという研究結果もあります。このため私たちは、やる気を高める雰囲気づくりや声かけにもこだわり、モチベーションを高められるような工夫をしています。ご自宅に戻られてから、あるいはリハビリデイサービスを終了されてからも、自主トレーニングを継続していただければ、より高い介護予防効果が期待できます。

⑤ご家族との協力体制

デイサービスで測定した血圧などのデータや、その日に実施したプログラム内容、ご本人の様子などは、「連絡帳」に記入しています。ご自分の記録として振り返ることができるとともに、デイサービスでの様子をご家族が確認でき、安心していただくことができます。連絡帳だけでなく、電話などでもできるだけご家族とコミュニケーションをとり、ご本人の状態やご家族のご意向をトレーニング内容にきちんと反映できるようにしています。こうしたご家族とのコミュニケーションの大切さは、昭友会が様々な医療・介護サービスを展開する中で、一貫して大切にしてきたことです。

⑥万が一のときにも安心の医療連携

当日の体調については、必ずご利用前に確認させていただきます。送迎車でお迎えに伺った際、乗車前に体温測定し、37.5℃以上であれば利用見合わせとなります。施設到着時にも、看護師が検温、血圧測定、問診を実施し、運動してよい状態かどうかを確認します。体を動かしても大丈夫な状態かどうかを確かめてからでないと、トレーニングはご提供できません。

利用中に体調不良となった際は、常駐している看護師が即座に対応します。ご家族に連絡し、原則としてはお迎えに来ていただくことになりますが、一時的なめまいなど、安静にすることで快方となるケースは、静養室のベッドで静養していただくこともできます。また、同じ法人である埼玉森林病院が近くにあるため、ご希望により受診していただくこともできますし、近隣の医療機関をご紹介することも可能です。ご家族が迎えに来られた際、ご様子を報告し、必要に応じて医療機関受診をお勧めすることもあります。
ご利用中には事故が起きないよう、万全の注意を払っておりますが、万が一、転倒による頭部強打などの緊急時は、救急車を手配して医療機関へご搬送します。ご家族へもただちにご連絡するとともに、ケアマネジャーにも報告して、必要に応じて今後のケアやサービスを迅速に検討できる体制を整えます。

⑦いつでも介護相談できる

リハビリデイサービス なめがわは、「なめがわ地域 福祉支援センター(通称・なめ福)」の一角にあります。なめ福は、8つの事業所を運営する、医療・介護・福祉の複合施設で、運営母体である医療法人昭友会の窓口でもあります。看護師、介護福祉士、作業療法士、精神保健福祉士、ケアマネジャーなどの医療・介護の国家資格をもったスペシャリストが揃っていますので、あらゆるご相談にお応えできます。医療・介護・福祉に関してお悩みやご不安なことがございましたら、リハビリのついでに、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

リハビリデイサービスなめがわの内観

運動プログラム内容

まず最初に、健康チェック(体温・血圧測定、問診など)をします。準備体操で全身の筋肉をほぐしてから、マシーンを使用したトレーニングや、個別メニューをこなしていただきます。最後に、疲れが残らないように整理体操でクールダウンし、体の筋肉を整えて終了です。どのマシーンも、体のサイズや運動レベル、その日のコンディションなどに合わせて、スタッフが調整いたします。
トレーニング前後の準備体操や整理体操には、介護予防効果を狙った要素も取り入れています。

リハビリマシーンのご紹介

エアロバイク 固定された自転車を漕ぐタイプの機器。
自分のペースで無理なく有酸素運動を行うことができます。初回時に体力測定を実施して、その方の体力に則した負荷量や時間を設定しますので、ご自分のペースで体を動かすことができます。通常の自転車タイプには乗降が困難な方には、座りながら自転車運動が行えるリカンベントタイプもご用意しています。
トレッドミル 動く歩道のように回転するベルトの上でウォーキングする機器。
室内で一定速度でウォーキングできます。速度や時間は、それぞれの身体機能に合わせて設定します。有酸素運動だけでなく、歩行時の足の振り出し練習をすることもできます。
レッグプレス 椅子に座って板を足で押すことで、足腰を鍛える機器。
日常生活に欠かせない動作「立ち座り」に必要な筋肉(大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングス、下腿三頭筋)を特に強化できますので、立ち座り時の負担を軽くすることができます。
ヒップアブダクション 椅子に座って太ももの内側にある板を押しながら太ももを開いたり閉じたりすることで、中殿筋(股関節の外側の筋肉)を鍛える機器。
歩行時の横方向への安定性を高め、歩行のふらつきを改善することができます。
レッグエクステンション 椅子に座り、脚に負荷をかけながら膝の屈伸を行う機器。
体重や膝関節を支える太ももの前部(大腿四頭筋)を鍛えます。歩行時に下腿部を前に振り出す動作がしやすくなりますので、転倒しにくい体づくりができます。
ローイング 座ってボートを漕ぐような運動をする機器。
正しい姿勢を保つために必要な背筋群(広背筋、菱形筋、脊柱起立筋)を鍛え、筋力弱化による猫背を予防します。全身を使った有酸素運動にもなりますので、基礎体力の向上にも役立ちます。

スタッフからのメッセージ

適度な「運動」の機会をご提供することで、みなさまに元気に暮らしていただきたい、「楽しく」「はつらつと」「自分らしく」体を動かしていただきたいということが、スタッフ全員の一番の願いです。利用者様のできる動作が1つずつ増えていったり、いきいきとした表情が見られたり、ご家族から介護負担が「軽くなりました」と言っていただけたときは、「やっててよかった!」と心から感じる瞬間で、この仕事にやりがいを感じています。

地域の高齢者のみなさまの介護予防に貢献することは、私たち医療資格者の使命です。運動を継続することで、住み慣れたご自宅で、健康的で彩りのある生活をいつまでも継続していただきたいと願っています。みなさまと一緒に、日々の暮らしを明るくして、楽しい未来を考えてゆけるよう、精一杯お手伝いします!

リハビリ機器

リハビリデイサービスのご利用方法

利用対象者

リハビリデイサービスの対象は、要介護認定で要支援要介護と判定、または総合事業対象者に認定された方(65歳以上で、介護予防サービスが必要な方)です。また、リハビリマシーンを必ず使用しますので、リハビリマシーンを利用できる状態の方が対象となります。介護職員が常駐していますので、介助が必要な方にもいらしていただけます。滑川町、嵐山町、東松山市にお住まいの方は、無料で送迎いたします。

要介護認定や総合事業対象者の判定を受けていらっしゃらない方は、市町村や地域包括支援センターの窓口で、総合事業対象者の判定を受けるか、要介護認定の申請をしてください。

ご利用までの流れ

①総合事業対象者の判定
既に要介護認定されている方・総合事業対象者の方は不要
市町村または地域包括支援センターにて、「基本チェックリスト25項目」で総合事業対象者であるかどうかの判定を受けてください。
このとき、要支援・要介護と考えられる場合には、要介護認定の申請へおつなぎします。
② ケアマネジャーに相談 リハビリデイサービスなめがわに通いたい意思を、地域包括支援センターまたは指定居宅介護支援事業所のケアマネジャーにご相談ください。ケアマネジャーがケアプランを作成し、これに基づきご利用回数などが決まります(当施設で決めることはできません)。
a.総合事業対象:地域包括支援センター、指定居宅介護支援事業所でご相談ください。
b.要支援:地域包括支援センターでご相談ください。
c.要介護:指定居宅介護支援事業所でご相談ください。
③ 見学、体験 ご希望により、見学や体験をしていただくことができます。お気軽にご相談ください。
※見学や体験では、当事業所による送迎は実施しておりません。
④ 申し込み ご利用が決まりましたら、スタッフがご自宅へお伺いし、申込書の記入や契約書への署名をお願いいたします。
⑤ ご利用開始 ご希望をお伺いして日程を調整し、ご利用開始となります。

要介護認定されていない方は、まず要介護認定の申請をお願いします。ご年齢を問わず、要支援1~2、要介護1~5のどれかに認定されていない場合には、ご利用いただけません。すでに申請されて結果待ちの場合には、当施設が担当ケアマネジャーと連携し、認定結果の確認や施設利用の手配などを行います。
見学やご相談は、要介護認定を申請される前でもお受けできます。申請方法についてもご案内をできますので、お気軽にお問い合わせください。

介護予防をしたいのに、総合事業や要介護認定の対象外となった方に朗報です!

なめ福の運営する「おとなの学校」に参加してみませんか?おとなの学校とは、学校のような授業形式で機能訓練や脳リハビリをご提供し、要介護状態や認知症のリスクを軽減するリハビリサービスです。
地域貢献活動の一環なので、月1,650円(税込)と教科書代だけのご負担でご参加いただけます。無料体験も実施中です。お気軽にお問い合わせください 。
「おとなの学校」お問い合わせ先:0493-81-5101(月曜日~金曜日 8:30~16:30)

送迎

どなたでも無料で送迎車をご利用いただけます。総合事業対象者、要支援の方は、自家用車などでご自分で来所していただくこともできます(駐車場無料)。
要介護の方は、基本料金に送迎料が含まれており、原則として送迎車で送り迎えをいたします(送迎車を利用されない場合には、基本料金より減算いたします)。

送迎対象地域

対象地域 滑川町、嵐山町、東松山市

見学や体験の際は、当事業所の送迎車をご利用いただけません。

リハビリデイサービスの内容

午前(要支援、総合事業対象者の方)

午前中は、要支援の方と総合事業対象者の方を対象とした、2時間のプログラムです。午後は、要介護の方だけの3時間のプログラムです。
プログラムの流れはどちらも同じで、看護師が健康チェックをしてから、準備体操、運動プログラムを行います。トレーニング中には、適宜、水分補給などの休憩をとっていただきます。プログラムの合間に、介護予防を目的とした脳トレなどのレクリエーションも行います。最後に整理体操で筋肉を整えて終了です。

1日の基本スケジュール

8:30 お迎え、体温測定
9:30 健康チェック、準備体操、運動プログラム、整理体操
11:30 お送り

午後(要介護の方)

12:30 お迎え、体温測定
13:00 健康チェック、準備体操、運動プログラム、整理体操
16:10 お送り

利用料金

利用する料金や回数は、認定度(要支援・要介護度)や、お住いの地域などによって異なります。事前にお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。

基本料金の例(滑川町、東松山市で、総合事業対象者の場合)

  週1回 週2回
1割負担 1,679円/月 3,441円/月
2割負担 3,357円/月 6,881円/月
3割負担 5,035円/月 10,322円/月

基本料金のほかに、処遇改善加算Ⅰなどの加算料がかかります。おむつ代、衛生材料など、運動プログラム以外で使用したものは、別途、実費でご負担いただきます。

新型コロナウイルス感染対策

  • 接触感染対策:リハビリマシーンは、使用の都度、次亜塩素酸ナトリウム水溶液で消毒します。スタッフは、アルコールによる手指消毒を徹底しています。
  • 飛沫感染対策:スタッフは必ずマスクを着用します。利用者様にも、原則としてマスク着用をお願いしています(無理のないように負荷を下げるなどの工夫をしています)。リハビリマシーンは2mの間隔をあけて設置しています。
  • 空気感染対策:30分に1回の定期的な換気、湿度の保持を行っています。

そのほか、ご利用にあたって

  • 最大利用人数は、午前と午後それぞれ20名ずつです。
  • 鍵付きロッカーを無料でご利用いただけます。
  • 給水機(お湯、冷水)をご自由にお使いいただけます。飲み物の持参は可能ですが、衛生上の観点から食べ物はお断りしています。
  • 静養室をご用意しており、体調不良や疲労などの際には、お休みいただけます。
  • 延長サービスはありません。
  • ご利用回数については、当事業所で決めることができませんので、担当のケアマネジャーにご相談ください。
  • ご家族の付き添いは、原則としてご遠慮いただいていますが、特別なご事情がある場合には、事前にご相談ください。見学や体験時には付き添っていただけます。

 

記事更新:2021.03.31

医療法人 昭友会 医療・介護・福祉の情報サイト
初回掲載:2021.03.31|作成:医療法人 昭友会|監修:リハビリデイサービス なめがわ

リハビリデイサービスなめがわの施設

リハビリデイサービス なめがわについて

リハビリデイサービス なめがわ は、なめがわ地域 福祉支援センター1階に、2020年10月1日に開設されました。当デイサービスは午前のみ、午後のみといった半日単位でのご利用となります。「はつらつと・自分らしく・たのしく」をモットーに、利用者様が主体的に運動を行えるよう、サポートをして参ります。介護予防に適した筋力トレーニング機器や、無理なく有酸素運動をできる機器を導入し、お一人おひとりの体力に合った運動負荷量を設定して、無理なく運動が行えるようサポートをさせていただきます。また、コロナ禍においても安心して運動していただけるよう、室内の換気をはじめリハビリ機器の消毒など、感染対策を徹底しております。高齢者のみなさまが、比企郡の地元でできるだけ長くご自分らしい生活を送ることができますよう、関係各所の皆様と連携を図りながら、これからも前へ進んでいきたいと思います。

名称 リハビリデイサービス なめがわ
住所 埼玉県比企郡滑川町羽尾1041番地7
なめがわ地域 福祉支援センター1階(割烹神田さん跡地)
電話 0493-81-3505
E-mail 専用メールフォーム
ホームページ https://www.kokoro.or.jp/rehabiliday/
受付時間 月曜日~金曜日 ※祝祭日も通常営業
利用時間 9:30~11:30(要支援者、総合事業対象者のみ)
13:00~16:10(要介護者のみ)
休業日 土曜日、日曜日、年末年始(12/29~1/3)
駐車場 あり(無料)
交通アクセス 最寄駅は、東武東上線「森林公園」駅です。森林公園駅北口より、徒歩約8分です。埼玉森林病院の無料送迎バス(月・水・土のみ運行)もご利用いただけます。
詳しくは、当法人ホームページでご確認ください。

医療法人昭友会|森林病院

医療法人昭友会について

1977年に埼玉森林病院を開院し、1980年に医療法人を創立して以来40年以上にわたり、私たちは「心」を理念として、埼玉県北部地域の精神科医療・高齢者医療に尽力して参りました。精神科や高齢者の領域では、人としての尊厳を尊重することが非常に重要です。また近年では、心身状態だけでなく、生活環境や社会的状況などを深く理解し、総合的な視点から援助していくことが必要であることがわかってきております。
こうした利用者様のあらゆる状況やご要望にお応するため、2018年2月に、「なめがわ地域 福祉支援センター(通称なめ福)」を開設いたしました。「なめ福」とは、指定居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションなど8つの事業所を運営する、医療・介護・福祉の複合施設です。医療・介護・福祉に関するスペシャリストが揃っており、医療法人昭友会の窓口として、あらゆるご相談をお受けしたり、地域の情報をご紹介したりしています。
さらに、超高齢社会に対応していくため、日本各地で介護予防の重要性への機運も高まってきております。昭友会では、2020年7月には介護予防のためのイベント「おとなの学校」を、2020年10月には機能訓練特化型デイサービス「リハビリデイサービス なめがわ」を、なめ福内で相次いでスタートさせました。地域の皆さまがいつまでも住み慣れた地域で安心して自分らしく生活していただきたい。この思いをむねに、私たちはこれからも、時代の流れとともに常に進化し続けます。

名称 医療法人 昭友会
住所 埼玉県比企郡滑川町和泉704番地
電話 0493-56-3191
FAX 0493-56-4831
E-mail 専用メールフォーム
関連施設 埼玉森林病院
森林公園メンタルクリニック
介護老人保健施設 いづみケアセンター
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所 森林
共同生活援助事業所(グループホーム)森の家
就労継続支援B型事業所(作業所)ハーモニー
就労継続支援B型事業所(作業所)第二シンフォニー
なめがわ地域 福祉支援センター

・訪問看護ステーション 森林
・指定居宅介護支援事業所 いづみ
・特定相談支援事業所 なめがわ
・一般相談支援事業所 なめがわ
・就労継続支援B型事業所(作業所)シンフォニー
・就労定着支援事業所 シンフォニー
・リハビリデイサービス なめがわ

医療法人 昭友会

医療法人 昭友会
〒355-0807 埼玉県比企郡滑川町和泉704番地
0493-56-3191 0493-56-4831
専用メールフォーム


電車をご利用の場合
電車の最寄駅は、東武東上線「森林公園」駅です。
森林公園駅北口より、車で約10分(距離約7km)です。
駅から当施設までは無料送迎バスかタクシーをご利用ください。


森林公園駅北口からバスでご来院の場合
病院無料送迎バス(運行日:月・水・土)
森林公園駅北口でご乗車、埼玉森林病院で下車(約20分)


病院無料送迎バス運行表のご案内